動画で 写真で 生産者交流

産直体験交流会 じゃがいも掘り

7月26日(土)、生産者と交流しながら栽培のこだわりや苦労されていることを知り、商品についてより深く学ぶ産直体験交流会を開催しました。

今年度も富山市旧山田村にある石﨑さんの畑でじゃがいも掘りを行い、37人が参加しました。

収穫するじゃがいも畑に集まったみなさん

生産者の石﨑さん

石﨑さんの畑があるのは標高380メートルほどの山の上。今回は、自然豊かな場所で栽培されている「とうや」という品種のじゃがいもを収穫しました。

「とうや」は煮崩れしにくく、滑らかな食感で人気が出てきている品種だそう。赤土で育てることで病気になりにくく、表面がつるんときれいな見た目に育ち、味もよくなるそうです。

また、石﨑さんは今年でじゃがいもづくりを引退されるということで、新しい生産者の井上さんにも来ていただきました。

生産者の井上さん

井上さんは県外から移住して農業を始め、石﨑さんのもとでじゃがいもづくりを学んでこられました。「石﨑さんの特別おいしいじゃがいもにはまだまだ及びませんが、思いを込めて作っていくのでよろしくお願いします」とご挨拶いただきました。

 

その後、石﨑さんからじゃがいもの掘り方を教わりました。

掘り方のお手本を見せていただきました。

茎から離れたところにスコップを差し、てこの原理でスコップの先を持ち上げると、土の中のじゃがいもがごろごろと地表に出てきます。その様子を見た参加者のみなさんからは歓声があがりました。

「とにかくたくさん詰めていってね。大きいのだけじゃなく小さいのも詰めていくと袋いっぱいに入れられますよ」と石﨑さん。

 

掘り方を教わったら、参加者の皆さんも畑に入り、スコップやシャベルを使い、思い思いの場所でじゃがいも掘りを始めました。

今年は連日の猛暑で土もすっかり乾いていましたが、じゃがいもはまん丸で大きいものもたくさん!

「どれくらい採れた?」「まずは茹でてそのまま食べたい!」と楽しそうな声が響き、生産者さんに手伝ってもらいながら、大人も小さなお子さんも収穫を楽しみました。

井上さんに手伝ってもらいながら、思いっきりじゃがいもの茎を引っ張ります!

もっとぎゅっと詰めたい!

どの袋もいっぱいです!

 

収穫体験のあとは、近くのキャンプ場で、石﨑さんのじゃがいもを使った豚汁、茹でじゃがいもの昼食をいただきました。

熱々、ほくほくでおいしいね♪

収穫して数日の新鮮なじゃがいもは皮が薄くて中もしっとり。「熱々でおいしい」「バターやマヨネーズがなくても食べられる」と、お代わりしながら食べている方がたくさんいらっしゃいました。

食べながら石﨑さんや井上さんのじゃがいも栽培についてのお話も聞きました。

石﨑さんや井上さんの畑では、米ぬかやもみ殻、鶏糞などを肥料に使ってじゃがいもを育てています。

じゃがいもが健康に育っていけば病気や害虫にも強く、農薬もあまりいらないそうですが、今年のような暑さが続くと、農薬が必要になってくるかもしれないそうです。また、山の上の畑では、もともと水の確保が大変ですが、今年は日照りが続き、さらに水が不足気味になっているのも問題だそう。

苦労をされながら、私たちに安全・安心なじゃがいもを届けるために試行錯誤してくださっていることが分かり、おいしいじゃがいもを食べられることにより感謝できる企画になりました。

 

最後に記念撮影

 

参加者の感想

  • 掘ったじゃがいもが土まみれではなくきれいなのにびっくりしました。20分の作業でぐったり。農家の皆さんのご苦労に頭がさがります。本当にありがとうございます。
  • 豚汁のなかのとうやがとてもおいしかったです。子どもと体験できてよかったです。とてもおいしいじゃがいもをありがとうございました。
  • 貴重な体験をさせていただきありがとうございまいた。私たちが普段食べているもの、生産者の方たちへの感謝でいっぱいです。