リーディングサービス交流会を行いました

11月7日(火)、とやま生協金屋地区本部にて、「リーディングサービス交流会」を行いました。

 

「リーディングサービス」とは、視覚障がいのある方にもとやま生協の商品をご利用いただけるよう、ボランティアのみなさんが商品カタログを読み上げ、録音したCDをお届けしている活動です。

現在は38人のボランティアのみなさんと、14人の利用者のみなさんに支えられ、「リーディングサービス」を行っています。

お届けしているCDと音声の再生機

普段はご自宅でカタログを読み上げ、録音しているボランティアのみなさん。CDのお届けは商品の配送時や郵送で行っているため、実際にサービスを利用している方と交流する機会はなかなかありません。

今回は、そんなボランティアのみなさんと、視覚障がいのある利用者の方が直接顔を合わせ、交流する機会となりました。

 

はじめに、「リーディングサービス」の立ち上げ時から運営に関わっている組合員さんから、「リーディングサービスはとやま生協の『誰も取り残さない』という理念を実践している活動のひとつ。今後も続けられるよう支えていきたい」とあいさつをいただき、交流会がはじまりました。

 

催しとして長年連れ添った夫婦によるアコーディオンデュオ「とも&しげ」さんをお招きし、「もみじ」など秋らしい季節感のある演奏を披露していただきました。和やかな雰囲気で、参加者のみなさんも一緒に歌ったり体を動かしたりしながら、音楽を楽しみました。

「幸せなら手をたたこう」音に合わせて体を動かしました

 

その後、利用者の方、ボランティアのみなさんで「リーディングサービス」について意見を交わし合いました。

利用者の方からは「いつもみなさんのリーディングを聞いて助かっている」という感謝の言葉や、「カタログ読み上げのあとにある、ボランティアのみなさんからのひとことメッセージを楽しみにしている。ほっこりとした温かい気持ちになれます」と実感のこもった声をいただきました。

そんな利用者の方の声を受けて、ボランティアのみなさんも「自分の読み方で利用者の方がきちんとわかってくれているのか不安だったので、こういう機会があって嬉しい」「リーディングサービスは必ず誰かが聞いてくれているという実感があり、誰かとつながっていると思えて楽しい」などと活動に参加することへの思いを伝えてくださいました。

利用者、ボランティアのみなさんの思いを伝えあいました

質疑応答では、「読み上げのスピードは聞きやすいか」「どのように伝えればわかりやすいか」などの質問が飛び交い、ボランティアのみなさんはよりわかりやすい音声になるよう、利用者の意見を真剣に聞いておられました。

お互いに顔を合わせて交流したことで、どんな人が音声を聞いてくれているのか、音声を吹き込んでいるのか、より実感をもって活動できる機会となりました。

 

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