食の安心学習会~輸入食品の安全性はどうなっているの?~を開催しました

10月20日(金)、消費生活コンサルタントの森田 満樹さんを講師にお迎えし「食の安心学習会」(主催:食の安心研究所)を開催しました。

今回のテーマは輸入食品です。日本の食料自給率の現状や、輸入食品がわたしたちのもとへ届くまでの安全確保の対策、食料安全保障についてお話しいただきました。

食料自給率が4割を切っている日本では穀物をはじめとして様々な食品を海外からの輸入に頼っています。にもかかわらず、輸入食品は「安全面に問題がある」とイメージする消費者が多いそうです。

しかし、輸入食品は何段階もの検査を経て日本国内で流通しており、検査で違反が認められる率は国産品の違反率とあまり変わらないことを教えていただきました。

また、食料安全保障のお話では、各国と日本の食料自給率を比べ、日本の自給率が低い理由や、自給率向上のために行われている取組みを紹介していただきました。

昨今の国際情勢をみても、今後異常気象や戦争などで世界的にさらに食料が不足した時、日本に食料が入ってこなくなることも考えられます。そのため、やはり食料自給率を高めていくことが重要です。

輸入食品も安全性に問題はないものの、国内の生産者を応援するために国産の食品を選ぶという消費の仕方も大切になります。

最後は、「食品の安全や表示を理解するために、広告や宣伝に惑わされず情報を読み解く力(リテラシー)を向上させましょう」という言葉で、講演を終えました。

 

参加者 60名(会場:46名、リモート14名)

 

 

消費生活コンサルタント 森田 満樹さん

 

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