SDGsを実現するための
とやま生協の取組み

Ⅰ. エシカル消費

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エシカル消費対象商品の普及

 エシカルとは、直訳すると「倫理的な」という意味です。
 未来へ続く世界の実現のために、私たち生協はエシカル消費を「誰かの笑顔につながるお買い物」と表現し、積極的に取り組んでいます。
 とやま生協は「エシカル消費」を

  1. ①環境への配慮
    ~地球環境を守る~
  2. ②社会への配慮
    ~公正な社会の仕組みづくり~
  3. ③人々への配慮
    ~人々の「生きる」を支える~
  4. ④地域への配慮
    ~豊かな地域を作り出す~

の4つの視点で進めています。

組合員や地域の方への啓発活動

 「アースデイとやま」や「とやま環境フェア」、「富山県消費者大会」、「みんなの消費生活展」などのイベントで、エシカル消費を主テーマにしたブース出展を行い、エシカル消費の取り組みについて来場者への普及・啓発活動に取り組んでいます。
 また、組合員のエシカル消費への意識を高めることを目的としたアンケートの実施や、機関誌「リアン」でもエシカル消費についてのお知らせをしています。

Ⅱ. 気候変動対策

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とやま生協が排出する 温室効果ガスの削減

 とやま生協では、「2030年にCO2排出量を2013年度比で60%削減」を目標に取り組んでいます。
 6つの事業所に太陽光発電設備を設置し、発電した電力は自家消費し、余剰分は売電しています。
 また、調達している低圧電力(一部を除く)と全ての高圧電力を非化石証書(再エネ指定)を用いた電力に切り替えたことにより、とやま生協の電力使用量の97%でCO2排出量が実質0(ゼロ)となりました。

組合員とともに進める
温室効果ガス削減

 毎年夏~秋頃に、くらしの中でできる温室効果ガス削減について考える機会として、無理のない範囲で、組合員のご家庭での1ヵ月間の電気使用量を削減する「みんなで節電アクション」に取り組んでいます。
 「電気をこまめに消す」・「使っていない時はコンセントからプラグを抜く」など、小さなことでもみんなで取り組めばCO2の大きな削減につながります。

Ⅲ. 省資源・資源循環・食品ロス削減

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プラスチック製容器包装の削減

 コープ商品では、ペットボトルや包材に再生プラスチックや植物由来プラスチックを使用した商品や、ラベルサイズの縮小やラベルレス化、紙容器化した商品の取り扱いを進めています。
 店舗では、食品トレーを環境負荷の少ないリサイクルトレーへの切り替えや、簡易包装によるプラスチック製の容器・包装の削減などを進めています。

容器包装等の回収・リサイクル

 資源の有効活用のため、生協の事業から排出される容器包装等のリサイクル活動に取り組んでいます。
 宅配の配達時には、「生協のカタログ」・「卵パック」・「牛乳パック」・「食品トレー」・「通い箱の内袋」・「注文書が入った袋」を回収しています。
 みなみ店では、「ペットボトル」や「ペットボトルのキャップ」なども回収しています。
 回収した資源はリサイクルされて、新しい製品の原材料となっています。

フードドライブ

 ご家庭からの食品ロスを削減し、かつ、必要とされている方々にお届けして地域社会に貢献するために、フードドライブに取り組んでいます。
 2024年度にとやま生協のイベントや事業所にお寄せいただいた食品や日用品・衛生用品は、社会福祉団体にお届けしたほか、能登半島地震と奥能登豪雨災害の被災地・奥能登地域へも支援物資としてお届けしました。
 東部センターとみなみ店では、フードドライブコーナーを常設しており、営業時間内であればいつでもお持ち寄りいただくことができます。

Ⅳ. 生物多様性保全と人権尊重

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自然共生社会の実現に向けた取り組み

 自然共生社会の実現をめざして、組合員とともに環境保全活動に取り組んでいます。
 豊かな生態系を育む大切さを親子で学ぶ「環境学習会」の開催や、県内の生協や協同組合、行政、地域の団体等と連携した「海岸クリーン作戦」(海岸清掃)、「とやま生協の森づくり」などの取り組みも進めています。

人権を尊重し環境に配慮した「責任ある調達」

 とやま生協では、生産者の顔が見える産直商品や地産地消商品、適正な価格で取引された商品、省資源や生物多様性の保全に留意しつつ人権・労働安全といった社会的側面へ配慮した商品など、地域や社会、環境や人々に配慮した商品の調達(「責任ある調達」)を進めています。
 また、「産直交流会」や、生産者とその産地の商品を使って一緒に料理をする「産直キッチン」を開催し、産直生産者との交流を深めています。

Ⅴ. 行政や他団体・地域との連携と情報公開

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地域の課題に対応した取り組み

 2025年3月末現在、魚津市、富山市、高岡市、立山町の3市1町と包括連携協定を締結し、それぞれの連携項目に基づいて、具体的な取り組みを進めています。
 富山県内全域をくまなく周る宅配事業や配食事業の強みを活かして、県内すべての市町村と「見守り協定」を結び、「認知症徘徊者SOSネットワーク」協力団体にも登録して、地域の見守り活動に取り組んでいます。
 また、地域の催事への参加をはじめ、地域と連携した学習会や交流等の実施など、地域との関係づくりを進めています。

サステナビリティへの
取り組み状況の公開

 機関誌リアンでは、「とやま生協の取り組みとSDGsとのつながり」や「一人ひとりができる行動(Action)」についての記事を掲載しています。
 また、毎年「サステナビリティレポート」を発行し、とやま生協のサステナビリティへの取り組みについて、組合員や地域社会にお知らせしています。

Ⅵ.平和で公正な社会づくり

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平和活動

 平和で心豊かな地域社会を創るため、日本生協連の「ピースアクション」への参加や平和署名活動、戦争・被爆体験の継承、戦跡見学など、多様なテーマで平和を考え、学び、平和の心を育むことに取り組んでいます。

国際支援活動

<ユニセフ>
 困難なくらしを強いられている世界の子どもたちの支援を行うユニセフ(国連児童基金)の趣旨に賛同し、募金活動や、ユニセフの支援活動を学ぶ子ども向けの学習会を開催しています。

<ハンガー・フリー・ワールド>
 ご家庭に眠っている書き損じ・未使用のハガキや切手、商品券などを集めて国際支援をする「書損じハガキetc.回収キャンペーン」(認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールド主催)に取り組んでいます。

東日本大震災復興支援活動

 東日本大震災の復興支援の一環として、特に原発問題を抱える福島県を中心に復興支援活動をしています。
 現在は、「福島復興支援視察交流ツアー」と「福島の今を知る報告・学習会」を中心に福島を応援しています。

能登半島地震復興支援活動

 令和6年元日に発災した能登半島地震では、とやま生協は発災直後から被災地への救援物資のお届けやボランティア派遣、炊き出し支援をはじめ、被災されたCO・OP共済加入組合員へのお見舞い活動、石川県の生協「コープいしかわ」への業務支援などを行ってきました。
 また、ボランティアバスを運行し、石川県輪島市内での土砂の掻き出しや土のうの運び出しなど、富山県氷見市内での被災住宅の片づけや残置物の搬出、家財の移動(引っ越し)作業などの活動に取り組んでいます。

災害支援募金活動

 自然災害による甚大な被害が発生したときに緊急募金を実施し、日本赤十字社や日本生活協同組合連合会などを通じて、被災された方々や支援活動を行う団体を支援しています。

働きやすい職場づくり/人財育成

 とやま生協では、ジェンダー平等を推進し、時間外労働の削減、有給休暇の取得拡大、仕事と子育て・介護の両立など、誰もが働きやすい環境づくりを進めています。
 また、各種研修や通信教育、資格取得などの人財育成プログラムを充実することで、組合員のくらしに貢献し続け、「安心して元気にくらし続けられる地域社会づくり」にチャレンジできる職員の育成にも取り組んでいます。

Ⅶ.食の安全・安心

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安全確認業務

 安全確認5業務として、

  1. ①取扱い商品の産地や原料偽装・商品トラブルを未然に防ぐための産地・原料管理(リスク予兆管理)
  2. ②商品仕様書の管理・点検
  3. ③工場点検
  4. ④商品検査
  5. ⑤商品に関して組合員から寄せられたご意見に対しての速やかな調査と結果のわかりやすいお知らせ(お申し出対応)

に取り組んでいます。

「食の安全・安心」の学びあい

 「安全な商品を、安心して利用したい」という組合員を含む消費者の願いに応えるため、組合員・消費者がともに学び、「食の安全・安心」への意識や共通認識を高めることを目的に、学習会を行っています。

Ⅷ. くらしの安心

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高齢者・障がい者自立支援

 「あなたの想いに寄り添います」を福祉事業理念として掲げ、利用者の尊厳を護り、利用者とその家族が住み慣れた地域で自立した生活を継続できることをめざして「生協10の基本ケア」に取り組んでいます。
 現在、7つの事業所(富山型デイサービス:1ヵ所、デイサービス・ショートステイ:1ヵ所、小規模多機能型居宅介護:4ヵ所、ヘルパーステーション:1ヵ所)で福祉事業を展開しています。
 また、地域の方を対象にした、認知症カフェや認知症サポーター養成講座の開催などにも取り組んでいます。

視覚障がい者自立支援
(リーディングサービス)

 視覚に障がいがある組合員向けに、組合員ボランティアが毎週の商品案内を読み上げて録音し、登録されている方へデイジー図書として配達時にお届けしています。

配食サービス

 塩分・カロリー、栄養バランスを管理栄養士が監修した夕食弁当を、毎週月曜日から金曜日までの週5日お届けしています。
 また、きざみ食、ムース食、タンパク調整など体調に合わせた介護・療養食も取り扱っており、ふだんの食生活をサポートしています。

買い物支援

 買い物にお困りの方への支援として、移動店舗「クルくる」が生鮮品等を載せて、周辺にお店がない地域や山間部などを中心に訪問しています。
 また、宅配事業では子育て世代や年配の方のみの世帯、災害などにより富山県へ避難している方向けに宅配手数料の控除制度を設けています。

子育て支援

 親子で参加できるイベントの開催や気軽につながれる各種サークルなど、ゆったり楽しい子育てを支援しています。
 とやま生協は富山県の「とやま子育て応援団」に登録しており、宅配事業では子育て世代の方を対象に宅配手数料の控除制度を設けているほか、みなみ店では毎週月曜日に応援団マークを提示してお買物された方にお菓子などをプレゼントしています。
 また、魚津市と連携して、魚津市内在住の新生児のいるご家庭におむつや離乳食をお届けする「おむつ宅配便」に取り組んでいます。

くらしの助け合いの会
「にこりーな」

 「困ったときはお互いさま」を合言葉に、とやま生協の組合員どうしが有償で助け合う活動を行っています。
 掃除、洗濯、買い物、食事づくり、通院等の付き添い、子どもの見守り、産前産後のお手伝いなど、組合員どうしが支え合い、助け合う関係づくりを富山県全域で行っています。