10月9日(金)和合地域会主催のバス企画「四十物こんぶへ行きませんか」を開催し、参加者は10名でした。四十物こんぶさんに到着し、白昆布と黒昆布の小さな四角いおにぎりと昆布茶と煮昆布を頂きながら、昆布の種類や特徴、歴史を学習しました。

四十物こんぶ職員さんから直接お話をお聞きしました
昆布には様々な種類があり、細かく分類すると1000種類以上あります。羅臼昆布は幅広で肉厚、そのまま食べても美味しいが出汁に色がつきやすいという欠点があるそうです。利尻昆布は上品な出汁が取れるので京都の料理人に好まれるとのことです。
また、薩摩藩より富山の売薬は北海道からの良質な昆布を持ち込むことで一目置かれていました。中国への密貿易を通じて藩の財政が潤い、新しい時代を切り開いたのは昆布と富山の売薬だったと言われています。羅臼昆布は富山の人が採取した昆布である為、富山に優先的に供給されるが、実際の生産量は非常に少ないです。羅臼町では人口の約6、7割が富山にルーツを持つと言われています。
参加者さんから、昆布の表面の白い粉はカビですか?との質問がありましたが、旨味成分とのことです。乾燥のしすぎも良くないが、湿度が高い場所に置くと湿ってしまい良くないと教えていただきました。
とろろ昆布には黒と白があり、白とろろ昆布は身の厚い昆布を削ったものであっさりした味です。黒とろろは身の薄い昆布を削ったもので酸味がご飯に良く合います。黒とろろは基本的に富山でのみ流通しているそうです。
昆布は、アルギン酸などの食物繊維が豊富で脂肪の燃焼効果が高く、健康にもよいと言われているそう。また、カリウムも豊富で余分な塩分を排出してくれます。フコイダンも含まれており、がん細胞を抑制する働きがあると言われています。
生産者の方と直接交流しながら商品や昆布の特徴を学ぶことができ、商品の魅力を感じる機会となりました!

質疑応答にもお答えいただきました

参加者の皆さんで記念写真
参加人数 10名
参加者の感想
- 竿前昆布の試食もあり、家でも結び昆布として煮てみようと買いました。効能や由来など、知識が為になり色々楽しかったです。
 - 昆布の生産地、使い方等色々聞けて良かったし、黒ととろ、白とろろも店によって味が違うことが知れて良かったです。
 - 昆布を通じての北海道との馴れ初めや、実物を見ながら触ってみたり、丁寧に説明していただきました。
 - 黒と白のとろろ昆布の小さな四角おにぎり、昆布入り昆布茶、柔らかい昆布煮、すべてとっても美味でした。ご馳走様でした!
 - 昆布はやっぱり健康にいい。毎日取ろうと思いました。
 - 北海道と富山の売薬、鹿児島(薩摩藩)との有益な関係性の歴史が分かって良かった。
 
            
		
		

