災害の備えのひとつ、「ローリングストック」におすすめの生協商品を、災害時に使える調理方法を使って試食する学習会を開催しました。
この日は、おなじみの「COOPたまごスープ」や「COOPビーフカレー」などのほか、長期保存水や、塩ようかんなどの備蓄におすすめの商品も試食しました。
普段はお湯を沸かして注いだり、レンジで温めて食べるものですが、災害時にはそれらが使えないことを想定して、湯せんや常温で食べる工夫をしました。
はじめに、「COOP白がゆ」に、たまごスープをあらかじめ砕いて混ぜた卵がゆを作り、ビーフカレーにお米の代わりの炭水化物として「COOPミックスビーンズ」を混ぜて、常温で食べてみました。

おかゆのパウチに、砕いたたまごスープを直接投入!混ぜるだけで卵がゆになります。

(左)卵がゆ、(右)レトルトカレーにミックスビーンズを混ぜた豆ビーフカレー、(上)長期保存水
白かゆに混ぜたたまごスープは、温めなくてもふわっとふやけ、あっという間に卵がゆに。レトルトのカレーも、豆が入ったことで食べ応えが出ます。
「白がゆだけ食べるより食べやすくなるね」「豆も加熱しなくても美味しいね。硬くなくて食べやすい」「これでタンパク質がとれる」など、みなさんに好評でした。
パックごはんも、電気が使えなくなったことを想定して、湯せんであたため食べてみました。
湯せんのお湯は何度でも使えるので、水が手に入りにくくなる災害時におすすめの調理法です。白がゆ、カレーも温め、常温と食べ比べました。パックごはんはしっかりやわらかくなっていて、レンジ調理と変わらない味、食感になりました。

白かゆ、パックごはん、カレーを1回で温め。
「やっぱり温かいものはおいしい」という声もある一方、「夏だからか、冷たいカレーがむしろおいしい」という声も。
いつもと違う温め方や食べ方、常温でもおいしく食べられるレトルト食品があることを発見でき、災害時の食事のヒントを得ることができました。
試食をしながら、東日本大震災や、能登半島地震のことも話題になりました。
「持ち出し袋を用意していたけど、忘れていて何も持たずに慌てて逃げてしまった」「津波が来ると言われていたけど、気にせず避難しなかった」など、いざという時の行動についても、みなさんで考えるきっかけになりました。
今回学んだローリングストックのコツ、災害時の調理法と一緒に、それぞれのおうちでの備えを充実させられるといいですね。
参加者 15人
参加者の感想
-
災害に備えてストックしなければと思うが、いまだにできていなかっ
たので、今回の商品を活用できたらと思う。 -
自分でやったことがないレシピを知ることができてとてもよかったです。
-
レトルト商品を活用して災害時の食事にできることが分かりました。
ローリングストックの意味が分かってとてもよかったです。 -
ふだん食べている商品のいろんな食べ方が知れてよかった。
カレー・ おかゆはあたたかいものの意識があったが、今の季節には冷たいもの が口あたりが良くていいのがわかった。