行政書士ラポール法務事務所の川筋 真先生をお招きして「エンディングノート学習会」を開催しました。
エンディングノートとは、いざという時に自分はどうしてほしいか、どうするべきかを書き記しておくノートです。書き記しておくことで、いざという時に家族が困ることがないように認知症、介護、医療、葬儀、お墓、相続に備えます。
今では終活という言葉もよく耳にするようになってきましたが、ただ人生を終えるためだけではなくて、これまでの自分と向き合い、これからの生き方を描くものであるんだそう。そしてその考え方を記したノートの存在や、考え方を分かってくれている大切な人(キーパーソン)が重要になってくるのだそうです。認知症や介護の面では施設か在宅なのか、延命治療はどこまでするのかなど、ただ1つのことを決めるにも選択肢がたくさんあって、家族とじっくり話し合っておくことの重要性を感じました。参加者は年代的にも70代前後の方が多く、自分ごととして真剣に聞いていらっしゃいました。
質疑応答の時間には、成年後見制度(認知症、知的障害、精神障害などにより判断能力が不十分な人を後見人等が法的に支援し財産や権利を守る制度)についての質問なども聞かれました。制度の効力はいつから発揮されるのかや、金額はいくらぐらいかかるのかなど現実的な質問の内容から終活への関心の高さが伺えました。
参加人数 56名
参加者の感想
- 自力で介護しています。私の体力と気力が心配です。
- 終活といっても何から始めればいいのか分からなかったがなんとなく分かった。
- まずキーパーソンを探す(決める)ところからですね。
- もっとこういうセミナーを開催してほしい。