とやま生協PB商品「さくらみそ」を製造している南日味噌醤油と子会社のとやまレインボーファームの見学を開催し、組合員17名が参加しました。
南日味噌醤油は明治22年創業で主にみそや甘酒、塩こうじの製造をおこなっています。
きれいに整理整頓された工場内をみそ作りの工程に沿って社長の南日さんに案内していただき、「さくらみそは手作りと機械作りの2種類のこうじを使って天然醸造で半年以上桶でねかせ、おいしいみそに仕上がります。昔は木樽を使っていましたが、木くずが入るので今はステンレス製の樽を使用しています。シート包装で袋詰めになり以前より賞味期限が伸びました」と説明をお聞きしました。
最後に甘酒の試飲をしました。「牛乳と割ったり、砂糖の代わりに玉子焼きに使っても良いですよ。みそを長期に保存する場合は冷凍すると発酵が進まず、凍らないので2年でも大丈夫ですよ」と教えていただきました。
続いて、とやまレインボーファームに足を運び、畑を見学しました。とやまレインボーファームの富山市塩にある広い畑には人参や大根、キャベツ、ネギなどが栽培されています。「農薬は基本使用していませんが、葉物は栽培初めは株が弱いので使います。3月~4月の土づくりが肝で1年間の野菜のできを左右します。栽培中は水やりもせず自然に任せますが、今年の7~8月はほとんど雨が降らず、なすに水やりをしました」ととやまレインボーファーム専務の吉野さんより説明を伺いました。

広大な人参と大根の畑
「ねぎのどろ寄せ何回くらいするのですか?」「動物の被害はありますか?」「雪が降ったら作業はどうしているの?」などの質問に「ねぎのどろ寄せは3回しています。」「笹津の畑は猿の被害がありますが塩の畑ではありません。」「ネットをかけて雪でつぶれないようにしてはぐって収穫作業をします。作業は重機を使わずほとんど手作業でおこなっています」と一つ一つ丁寧に答えていただきました。
お話を聞いた参加者からは、「みんなに利用してもらうことで、重機を買ったりハウスを建てられるようになればいいね」との声をいただきました。

出荷間近のねぎを見学
帰りにはきょうどう店オープン協賛セール中のみなみ店に寄り、買物をしてみなさん満足して帰ってきました。
参加人数 17名
参加者の感想
- みそは毎日使っていて工場がきれいで安心して利用できるので良かったです。
- 甘酒はいろいろ利用できるとわかったので購入したいと思った。
- 良い野菜作りの基本は土作りが一番大事だとわかりました。
- 6人のスタッフで広い畑を一生懸命作業されている、とやまレインボーファームさんの商品をカタログで買わせてもらいます。


