自然に親しみ植物のモニタリング活動などをおこなっている自然保護クラブが主催し、「二上山毘沙門天界わいを歩こう」を開催しました。当日は10名の方にご参加いただきました。
二上山万葉ライン途中の平和の鐘がある駐車場に集合し、クラブの代表者からご挨拶とナチュラリストの森さんをご紹介しました。

せいきょうクラブの代表者からあいさつ
その後、目的地の毘沙門天堂に向かって、富山湾や高岡の街並みを望みながら散策しました。道中、二上山に自生している植物について「この大きな木の葉っぱは朴葉焼きに使われますよ。」「ミズヒキソウは葉の表は赤く裏を返すと白く水引に似ているのが名前の由来です。」「紫の実のなる外来種ヨウシュヤマゴボウは見た目食べられそうですけど毒があるので要注意です。」など教えていただきました。

くずの実の説明を聞きました。

ヨウシュヤマゴボウは毒があるそう
30分ほど歩き、万葉ラインから脇道の林道を進むと、毘沙門天御由緒と書かれた看板が見えてきました。階段を上った先には目的地の毘沙門天堂がひっそりと佇んでいます。お堂の中に入らせていただくと、行基が作り、上杉謙信が戦の時、陣営に奉戴していたと言われる毘沙門天の像が神々しく祀られていました。その迫力ある姿に参加者はじっくり眺めたり、拝礼などおこなっていました。
「東京に神田神保町という地名がありますが、戦国時代に上杉謙信と戦った神保家は江戸時代に旗本大名になり、屋敷があったのが地名の由来になったと言われています。」と教えていただきました。

立派な毘沙門天の像
集合場所に戻って解散した後も、参加した皆さんは平和の鐘をついたり、近くにある世界平和を祈願した大きな仏舎利塔に行ったりと楽しんでおられました。
秋空のさわやかなお天気の中、身近な二上山を散策しながら自然や歴史に親しみ、心地の良い汗をかいて楽しいひと時を過ごしました。

世界平和を祈願する仏舎利塔
参加人数 10名
参加者の感想
- ひとりではなかなか行かないような場所に連れて行ってもらって、うれしかったです。
- 毘沙門天さまを直に見ることができてとても良かったです。