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戦後80年富山大空襲を語り合おう ~平和について考えてみよう~

開催日
2025/08/01 (金)
時間
10:00~12:00
開催場所
堀川事務所 2階 組合員ルーム
主催
ユニセフ・平和委員会
託児
なし
参加費
無料
定員
親子10組程度

80年前の富山大空襲の日(8月1日)に合わせて親子で平和について考える企画として「戦後80年富山大空襲を語り合おう」を開催し、絵本の読み聞かせや、戦時中の食事の調理・試食をしました。

最初にペットボトルに入れた玄米を菜ばしでついて精米する体験をしました。みんな夢中になってザクザクと箸を動かしていましたが、なかなかお米は白くならず、「つかれた~」との声も。

昔はこんなことをしてお米を食べていたんだね。

富山大空襲の実体験が描かれた「りんこちゃんの8月1日」の絵本の読み聞かせがありました。

絵本のお話に耳を傾けます

この絵本では、8月1日の未明、たくさんの焼夷弾が落とされ、富山の街が真っ赤に燃えている中、主人公の「りんこちゃん」たちが空襲から逃げ回る様子が描かれていました。お話を聴いていると、当時の凄まじい空襲の様子が目に浮かぶようでした。

絵本のお話を聴いた後は、「みんなで富山大空襲を語り合おう」というテーマで、戦争体験者から聴いた体験談のお話や、参加された皆さんのそれぞれの想いを交流しました。

参加者どうしでこれまで聴いた戦争の話や想いを交流

参加された方の中には、「昔、お姑さんから富山大空襲の時にいたち川に逃げた、という話を聴いたことがあります。お姑さんもあまり話したがらなかったということもありますが、あの時もっとちゃんと戦争の時の話を聴いておけばよかった、と今になって思います」と話される方や、「富山の花火の時期になると、戦争のことを考えます。」「私のお父さんは戦争に行っていたけれど、ケガをして富山に帰って来れたから、今の私の家族があって、私がいるのだと感じます」と、参加者どうしで様々な想いを交流しました。

ユニセフ・平和委員会の委員長から、「8月1日の花火大会が開催される意味や、空襲で亡くなられた方たちがいるから今の私たちがいるということ。戦争は二度と繰り返してはいけないということ。それだけは、この日に思い出してほしいと思います」と皆さんに向けて話されました。

最後に、戦時下の食事をお子さんたちも一緒に作ってみました。

かぼちゃまんじゅう、玄米おにぎり、即席すいとん汁作りに挑戦!

かぼちゃをめん棒で一生懸命つぶします

玄米おにぎり作り。アッチッチ!

すいとん汁づくり

できあがった戦時下の料理をみんなで試食しました。「玄米おにぎりはいつものお米と違って、歯ごたえがあっておいしい」「スキムミルクはちょっと味がうすい感じがする」と食べながら感想を教えてくれました。

みんなで試食

企画を通じて、親子で楽しみながら平和や戦争について考えるきっかけになったようです。

参加人数:12名(大人6名、子ども6名)

参加者の感想

  • 初めて聞く絵本は、子ども達にもわかりやすかったと思います。
  • 富山大空襲の話を聴いて、人から人へ話が伝わっていくんだなあと思いました。とても貴重なお話だったと思います。
  • 話し合いの中で、それぞれの方の戦争や富山大空襲についての想いが出てきてよかった。

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