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震災復興支援学習会「ともに考える 福島と富山の今とこれから」

開催日
2026/02/28 (土)
開催場所
富山県民会館
主催
とやま生活協同組合

2月28日(土)、富山県民会館にて「震災復興支援学習会 ともに考える 福島と富山の今とこれから」を開催し、組合員・役職員52名が参加しました。

 

とやま生協は、東日本大震災の発生直後から、地震・津波・原発事故の被害を受けた福島を支援しながら、視察交流ツアーや学習会を通して、被災地の現状やみやぎ生協・コープふくしまが行ってきた被災者支援の取り組みについて学んできました。

また、令和6年能登半島地震で被害を受けた県内外の被災地域を支援する取り組みを行い、県内で特に大きな被害があった氷見市では、組合員・職員が公費解体が決まったお宅の片付けボランティアを行ってきました。

今回の学習会は、氷見市の現状を知るとともに、みやぎ生協・コープふくしまの復興支援活動について学び、それぞれの地域の復興に向けて、これから私たちにできる支援を考える機会として開催しました。

 

 

2025年11月の視察交流ツアー参加者の報告

はじめに、2025年11月28日(金)、29日(土)に開催された「福島復興支援視察交流ツアー」に参加した組合員から報告がありました。

視察交流ツアーでは、東京電力福島第一原発にほど近い地域や、津波に襲われた地域の遺構や資料館を視察し、地元の方々から、当時の様子や今の想いを直に聞きました。

報告した方は、「東日本大震災・原発事故から14年が経過しているのに、原発に近い町では震災当時のまま崩れた建物があったり、いまだに住人が立ち入ることもできない帰還困難区域が残ったりしていることがショックでした」と、震災・原発事故が残した爪痕の大きさに驚いたことを語られました。

そして、「原発事故で故郷を離れざるを得なかった方の『復興は形があるものを元通りにすることだけではない、復興は心なんだ』という言葉が心に残りました。福島の心を忘れないでほしいという想いを、未来の子どもたちにもつないでいきたいです」と、報告を締めくくられました。

 

次に、氷見市社会福祉協議会の背戸 龍也さんから、氷見市の被災状況や氷見市災害ボランティア・支えあいセンターの活動についてお話いただきました。

氷見市社会福祉協議会 地域福祉・ボランティア推進課 背戸 龍也さん

氷見市で災害ボランティア・支えあいセンターが開設したのは、令和6年能登半島地震発生後の1月5日。職員の被災がほとんどなく、万全の態勢で、他団体の応援をもらいながらボランティアの受け入れを始めることができたそうです。開設当初から「生活再建のサポート」を重視し、地震で被害を受けた住宅の片付けだけでなく、被災者(ボランティアの依頼者)が必要とする専門的なサービスや地域とのつながり作りも同時に行ってきました。

「災害ボランティアは、社会福祉協議会の通常業務を集約したもの。一時的・特別なものではなく、その後の生活も一緒に考えていけるように続けていきたいと考えています」

被災者の抱える問題には、地域や経済状況、家族との関係などにより様々なハードルがあります。見守りが必要な方には今後も訪問を重ねて信頼関係を築きながら、「関わり続けていく」ことが必要だと背戸さんはおっしゃいました。

また、震災をきっかけにできたボランティアグループや生協などの企業とのつながりについても紹介され、「今後は、震災を通してつながった皆さんに協力していただきながら、被災者支援だけでなく地域づくりにも取り組んでいきたい」とまとめられました。

 

最後に、みやぎ生協・コープふくしまの齋藤さん、菅野さんから、コープふくしまが続けてきたサロン活動についてのお話を伺いました。

みやぎ生協・コープふくしま ふくしま県本部 齋藤 恵理子さん

みやぎ生協・コープふくしま 生活文化部 ふくしま生活文化課 菅野 寿江さん

東日本大震災による福島の被害の特徴は、地震・津波・原発事故、そして、その後の風評被害という、複合災害になったことです。特に、原発事故によって避難を余儀なくされた地域の被災者は、50~100kmも離れた地域に避難し、故郷とは気候や文化がまったく違う地域に移動せざるを得なくなったことが、大きな負担になりました。

コープふくしまでは、震災直後の2011年9月から仮設住宅の自治会とつながり、サロン活動を開始しました。「ここに来れば誰かに会える」安心できる場所を作ることを大切にし、避難者の「最後の一人まで」を合言葉に、現在もサロン活動を続けています。

他県の生協がサロン活動に関わった事例も紹介され、生協どうしのつながりが大きな力になったことや、東日本大震災がきっかけでできたつながりが、ほかの災害支援にいかされたことも紹介されました。

「『被災地に生協あり』と言われますが、生協の相互扶助の理念は本当にすごいなと感じました」と齋藤さん。「これからも人と人とのつながりを大切に、地域を元気にしていきたい」とお話を終えられました。

 

 

会場では、今年度の福島復興支援視察交流ツアーの様子や、氷見市での片付けボランティアの様子をまとめた写真パネルを展示し、参加者の皆さんにご覧いただきました。被災地の様子がわかる写真に、皆さんは足を止めてじっくり見入っておられました。

とやま生協の復興支援活動の写真パネル展示

とやま生協では、これまでの活動で培った生協や団体の皆さんとのつながりを大切に、今後も福島、氷見・能登の復興支援に取り組んでいきます。

 

参加者の感想

  • 募金やボランティアなど、できることからやっていきたいです。協力・協同は大切なことだという認識が深まりました。
  • 被災地を理解すること、現地の人々の状況や直面している問題を、自分としてはどうするかを少しずつでも考えて、自分にできることをしていきたい。「忘れないで」という想いを受け止めて寄り添うことが大事です。
  • 今回はじめて「いるだけ支援」という言葉を聞きました。孤独が一番怖い。特別なことをしなくてもただそばにいる、寄り添うことがどれだけ大切かを改めて知りました。
  • 能登の被災地でもサロン活動をされる場合は協力してみたい。福島産の食品を買いたい。

 

 

震災復興支援学習会のサムネイル

 

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