6月28日(土)、2025年度コープでわくわく企画の第一回として、「冷凍王子の時短レッスン ~冷凍野菜をおいしく活用しよう~」を開催しました。会場のとやま生協富山センターに30名、Youtubeライブでのオンライン視聴に41名の計71名にご参加いただきました。
講師としてお越しいただいたのは、冷凍生活アドバイザーの”冷凍王子”こと西川剛史さん。テレビ番組にも多数出演しておられ、現在はコープフローズンフードアンバサダーとしてコープの冷凍食品の魅力を伝える活動もしていただいています。

講師の西川剛史さん
まずは冷凍野菜の基本や、おいしさの秘密を講義形式で教えていただきました。
冷凍野菜とは、「あらかじめ下処理し、凍結された野菜」のこと。冷凍野菜の製造工場では、収穫された原料を選別し、洗浄、カットや湯通しなどの下処理を行い、凍結するという工程が行われています。
今回は「CO・OP北海道のそのまま枝豆」ができるまでの過程を、西川さんが実際に現地に足を運んで見学した感想を踏まえて教えていただきました。
「CO・OP北海道のそのまま枝豆は、生産者と工場が一体となっており、収穫してから4時間以内に加工・冷凍されていました。このように旬の時期に鮮度の良い状態で収穫し、すぐに急速凍結することで、おいしくて栄養価が高いえだまめを一年中味わうことができるんです。これが冷凍野菜の大きなメリットの一つです」と西川さん。
野菜は収穫後も生きているため、徐々に栄養成分を消費していきます。また、野菜が持つ酸化酵素の働きにより、変色や食味の低下も起こってしまいます。冷凍野菜は、工場でお湯や蒸気で加熱してから冷凍し、酵素の働きを無くしているため、おいしさを長持ちさせることができるそう。
「冷凍野菜は下処理済みなので、調理が簡単になり、野菜を食べるハードルがグッと下がります。『手抜き』ではなく、より健康な食生活をするための『手間抜き』なんです」

クイズもしながら楽しく学習しました
冷凍野菜の魅力を学習したところで、さっそく調理演習!コープの冷凍野菜を使って、西川さんに実際に調理していただきました。
1品目は「ブロッコリーのうまうま塩昆布和え」。冷凍ブロッコリーを、塩昆布とごま油で和えるだけで簡単に味が決まるレシピです。
解凍の仕方によっては水っぽくなってしまう冷凍ブロッコリー。ブロッコリーの食感を残しつつ、ムラなく加熱するためのコツは「冷凍ブロッコリーに少し水を加えてから、ラップをして加熱すること」だそう。「加えた少量の水を電子レンジの熱で温めることで蒸気をつくり、全体を蒸しあげるイメージです。レンジで加熱した直後、ブロッコリーが冷める前に全体を混ぜて、蒸気を均等に行きわたらせることも加熱ムラをなくすポイントです」と西川さん。
手際よく調理を進める西川さんの手元を見つめながら、参加者のみなさんは真剣な様子でお話を聞いていました。

実演調理を通して、ポイントを教えていただきました

レンジ加熱する前に少量の水を加えるのがポイント!
このほか、「バター炒めほうれん草」や「かぼちゃとレーズンとくるみのデリ風サラダ」など、全4品があっという間にできあがりました。会場参加された方の中から抽選を行い、それぞれお一人ずつに試食していただくと、「ブロッコリーが水っぽくなくておいしい!」「ほうれん草も良く味が染みている」とおいしそうに食べておられました。

できあがった4品を参加者の方が試食!
最後に参加者の方から西川さんへ質疑応答を行うと、日頃から気になっていたことを聞きたいとたくさんの声が上がりました。
「冷凍野菜を解凍するポイントは?」という質問には、「ブロッコリーの際に実践したように耐熱容器に冷凍野菜を入れて、少量の水を加えてからラップをして加熱することです。コーンやえだまめを解凍するときにも幅広く使えるコツです」と回答がありました。
「もやしは冷凍して使えますか?」という質問には、「冷凍できます。ただ、食感はしんなりするので炒め物には向いていません。野菜の状態にあった料理に使おうと切り替えるのが大切です」と西川さん。
たくさんの疑問にお答えいただき、参加者のみなさんは他の方への回答も興味深そうに頷きながら聞いている様子でした。

たくさんの質問がありました

終了後、抽選で西川さんの冷凍野菜レシピ本をプレゼントしました!

参加者のみなさんと記念撮影
講義や実演調理、質疑応答を通して、冷凍野菜の基本から活用方法までしっかり学べる時間となりました。便利でおいしい冷凍野菜、日々の食事作りにぜひ取り入れてみてくださいね!
今回教わったレシピの一部を、とやま生協公式インスタグラムにて投稿予定🙋
7月14日(月)の投稿をチェックして、おいしい時短レシピのレパートリーを増やそう!
とやま生協インスタグラムはこちら⇒https://www.instagram.com/toyamacoop/
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参加人数 71名
参加者の感想
- 冷凍食品の利点や美味しく料理する工夫が分かって良かったです。商品を活用したレシピでレパートリーが増えそうです。
- 今回、冷凍野菜のメリットをたくさん知りました(栄養価が高い、長期保存が可能なこと、生協の冷凍野菜商品は国産の割合が多いこと、手抜きではなく「手間抜き」と捉えるとよいことなど)。また、講師から簡単で彩りのよいレシピをいくつか教えていただき助かりました。夏場は特に野菜が傷みやすく、食欲や調理の気力も落ちるので、上手に冷凍野菜と電子レンジ調理を活用してこの夏を乗り切りたいです。
- 冷凍野菜は、レンジ加熱であっても水を加えて加熱する、蒸して調理した方がいい事を初めて知りました。今回出てきた生協の冷凍野菜は、使った事のあるものばかりでしたが、やったことのないレシピだったので、すぐに作ってみようと思いました。暑い時期に電子レンジだけでできるのも良かったです。
- 冷凍食品の解凍方法や調理の仕方がわかり、冷凍食品がどういう商品なのか勉強できました。これからも冷凍食品をとやま生協で買い続けたい!『手抜きではなく手間抜き』いい言葉ですね!
\ プレゼントしたレシピ本はこちら!当日紹介したレシピ以外にも全87品のレシピを掲載しています /

コープでわくわく企画は年3回開催予定!
残り2回も楽しいイベントを考え中なので、ぜひチラシやホームページをチェックしてくださいね♪