8月25日(月)に富山ブロック子育て委員会が主催し、子育て講座を開催しました。
「子どもを信じる 自分を信じる ~親子で笑顔になれるハッピーな子育てのヒント~」と題し、金沢学院大学 教育学部 准教授 藤井 徳子氏にご講演いただきました。
今回は、お子さんたちをおもちゃで遊ばせながら、ママ・パパたちは講演に参加します。

みんなおもちゃに夢中。いい子にしているよ!
参加者は、丸いダンボールの板の「えんたくん」という丸い円卓を囲んで、お話を聴きました。こうすると、お互いが約90cmの距離を保ちながらメモを書き込み、近すぎず離れすぎず心地よい距離感で話ができるそうです。

円卓の紙にメモを取りながら講演を聴く参加者
藤井先生がこれまで経験されたカナダ、ドイツでの生活の中で感じたことや、日本との違い、教育環境についてお話されました。カナダ・ドイツで自然と触れ合いながら子育てをされた経験が、藤井先生の「富山森のこども園」での活動につながっているそうです。
お話を聴いた後は、参加者どうしが自己紹介を兼ねて、お子さんとのほっこりエピソードを紹介しながら交流し、皆さんの思わず笑ってしまう楽しいエピソードに一気に打ち解けたようでした。

参加者どうしが和やかに交流
「子どもを信じるってどういうこと?」ということをテーマに「えんたくん」(メモなどが書ける段ボール製の円卓)を囲んだ参加者どうしで交流し、「自分でやるまで待ってみる」「何でも親がやりすぎない」など活発に意見が出されていました。

参加者どうしで意見交流
藤井先生は、おすすめの本を何冊か紹介されながら、「子どもを信じるとは」ということについてお話くださいました。
「“子どもを信じる”とは、親がただそこに居て子どもを見守ること。それは、親にとって苦しいことであり、親がそういう気持ちを感じていることを子どもも感じ取り、自分が信頼されていると思うことができる。そう思えることがその子の人生を支えていくのです」
「失敗するかもしれないけど、また立ち上がれると信じる。失敗して、もし立ち上がれなくても、その子の人生を自分で生きていくと信じる。自分の子どもに“こうなってほしい”という姿を子どもに投影しない、そういう自分でいたいと思っています」と話されました。
参加者の笑顔にあふれたこの講座が、日々の子育てを少しでも前向きにしてくれるきっかけになったようでした。
(参加者 7人)