商品カタログ「コープファミリー」に掲載されているこんにゃくの製造元、(有)下呂特産加工の代表取締役である北野さんと、(株)ニッキーフーズの川幡さん、今井さんを講師にお招きし、手作りこんにゃくを作りました。
はじめに、北野さんから(有)下呂特産加工のこんにゃくづくりへのこだわりや、「国産生芋100%波こんにゃく」「カットした糸こんにゃく」の特徴などについてお話を聞きました。
こんにゃくには、こんにゃく芋を製粉し水を混ぜて作るものと、生芋から加工してつくるこんにゃくがあるそう。「国産生芋100%波こんにゃく」「カットした糸こんにゃく」は生のこんにゃく芋から作っているため、芋の風味が活きています。

どちらも昔ながらの製法にこだわったこんにゃくです。
さらに、蒸した芋をすりつぶし、水と混ぜて練るときにバタバタと音を立てながら練る「バタ練り」という昔ながらの方法で作っているため、均一に気泡が入って味しみや食感がよくなります。包装したあとにボイル殺菌することであくも抜けているので、家庭ではあく抜きせずに料理に使えます。
商品について学習したあと、「国産生芋100%波こんにゃく」は田楽味噌をつけて試食し、「カットした糸こんにゃく」は、そのままめんつゆにつけてそうめんのように試食しました。
「あく抜きしてないのに臭みがない!」「糸こんにゃくはぷりぷりした噛み応えがあって、麺のかわりに食べてもおいしいかも」「煮物にするイメージしかなかったけど、そのままでおいしい」と、参加した皆さんは手軽でおいしい食べ方を発見できたようでした。
そして、今回は蒸したこんにゃく芋を使い、家庭でもできるこんにゃくの作り方を教わりました。北野さんたちに教わりながら、グループごとに分かれて調理を開始!

まずは蒸したこんにゃく芋をミキサーで細かくします。

どろどろのこんにゃく芋を混ぜるのは大変でした。
こんにゃく芋のペーストを混ぜるのは力仕事です。「どろっとしてテカリが出てくるまで頑張って!」と北野さんがおっしゃるので、参加者の皆さんは交代しながら、約20分間、一生懸命こんにゃくを練り続けました。
お餅のような粘りけが出てきたら、こんにゃくを固めるための炭酸ナトリウムを入れます。すると蒸した芋の香りがおなじみのこんにゃくのにおいに変わり、みなさんはびっくり。

しっかり練ったあと、炭酸ナトリウムを加えてしばらく休ませたこんにゃくをハンバーグの要領で丸めます。

20分ほどじっくりゆでたら完成!

できたてのこんにゃくを試食しました。
できたてのこんにゃくを試食すると、「市販のと味が全然違う!」「芋のざらざらした食感があっておいしい」と好評の声があがりました。
こんにゃくの栄養や、試食した商品、今日つくったこんにゃくのおいしい食べ方も教えていただき、こんにゃくの活用法が広がる学習会になりました。
参加者16人
参加者の感想
- こんにゃくができるまでを学習できて楽しかったです。
できたてのこんにゃくはとてもおいしかったです。 - こんにゃくの作り方を知り、とても勉強になりました。手作りこにゃくのおいしさを知ってしまうとまた作ってみたくなり
ます! - こんにゃくの作るのをテレビ等で見ていたが、
作ったのは初めてでとても嬉しかった。楽しかった。