津沢コミュニティプラザにて葵食品の中嶋社長を講師として迎え、代表商品の昆布〆についてお話をしていただきました。

チラシに毎回載ってます
「昆布〆のお魚は色々種類がありますが、7割は「ざす」ことカジキまぐろです」と中嶋さん。カジキは静岡県の焼津から仕入れ、冷凍ブロック状態の「チャンク」を使い加工しているそう。昆布は函館の真昆布を使用。昆布の表面を洗う工程で酢水を使いますが、その酢は地元小矢部の旭醤油味噌で作ってもらっています。
元々昆布〆は、残った刺身の保存方法として家庭料理として作られていたもの。それが、1960年スーパーマーケットの出現により、家庭料理から工場生産へ移行していきました。昆布〆の食文化範囲は全国的にみても狭く、富山県と石川県の一部分のみだそうです。身近な郷土料理ですが、その歴史は知らないことも多く、みなさん興味津々にお話を聞いていました。
最後においしい食べ方として、昆布〆の解凍方法は半日かけてゆっくり戻すことで水っぽくならず美味しくいただけると教えていただきました。中嶋さんは「昆布〆の昆布はもったいないので捨てないで食べてもらいたい」と語り、近年の昆布の価格上昇で、一面に昆布を敷いたタイプの昆布〆は扱えなくなるかも知れないと説明されました。7,8年前に登場した「すぐ食べられる昆布〆」シリーズは、解凍直後からすぐに食べられることと刻み昆布を使用していることが特徴で、コープギフトの中でも上位人気商品となっています。
説明を受けた後は、おすすめの6品を試食しながら質疑応答タイム。そのおいしさを自分の舌で味わいながら、商品のこだわりをしっかりと学習することができました。

食べてみてね

試食の6品
参加人数 13名
参加者の感想
- 生ハム風カジキの生マグロ、とても美味しかったです。絶対買います。試食は大事ですね。
- ぬか漬けさばの活用法が分かり良かった。小さなライスボールに大葉1/4枚のせ、ぬか漬けさば一切れのせると押し寿司風で見栄えも良い。
- 説明がとても分かりやすくて良かったです。試食もたっぷりで美味しくて、初めて食べるものもあって今日は参加して本当に良かったです。ごちそうさまでした。ありがとうございました。